LaravelでEloquentを使用したリレーションの書き方

DBのリレーション関連ってわかりづらいですよね。
わからないのも恥ずかしいので自分なりに勉強したものを簡潔にまとめてみました。
ついでにLaravelのEloquentでの指定方法についても記述します。

チートシート
解説
まとめ

チートシート

形式	アソシエーション	第一引数	第二引数	第三引数	第四引数
1対1	hasOne/belongsTo	対象先モデル	自モデルカラム	対象先モデルカラム
1対多	hasMany/belongsTo	対象先モデル	対象先モデルカラム	自モデルカラム
多対1	belongsTo	対象先モデル	自モデルカラム	対象先モデルカラム
多対多	belongsToMany	対象先モデル	中間or結合テーブル	自モデルカラムの外部キー名	対象先モデルカラムの外部キー名

解説

1対1の場合（hasOne/belongsTo）

飼い主基本情報テーブル（kainushi_basic_info）と飼い主詳細情報テーブル（kainushi_detail_info）をuser_idで紐づける場合を想定します。

    // app/models/KainushiBasicInfo.php

    public function kainushiDetail()
    {
        return $this->hasOne(KainushiDetailInfo::class, 'user_id', 'user_detail_id');
    }

    // app/models/KainushiDetailInfo.php

    public function kainushi()
    {
        return $this->belongsTo(KainushiBasicInfo::class, 'user_detail_id', 'user_id');
    }

1対多の場合（hasMany）

飼い主に対して、ペットは複数匹いる場合もあると思います。
飼い主（user_id）に対して、ペットは個別にIDを持っている（pet_id）と想定し、
それをpet_basic_infoのkainushi_idと紐づけることで、複数ペットがいる場合でも飼い主を特定できるようにします。

    // app/models/KainushiBasicInfo.php

    public function pets()
    {
        return $this->hasMany(PetBasicInfo::class, 'kainushi_id', 'user_id');
    }

多対1の場合（belongsTo）

上記とは逆にペットから見て飼い主は一人なので、pet_basic_infoから見た場合は多対1になるため、belongsToを使用します。

    // app/models/PetBasicInfo.php

    public function kainushi()
    {
        return $this->belongsTo(KainushiBasicInfo::class, 'kainushi_id', 'user_id');
    }

多対多の場合（BelongsToMany）

ペットを題材に進めてきましたが、まっったくいい例えが浮かばなかったので、変更します。
以下のテーブル構成を想定します。

この場合、usersテーブルとcategoriesテーブルの関係が多対多になり、catogory_userテーブルは中間テーブルになります。
ちなみにLaravelでは、中間テーブルの命名規則に

・2つのテーブルをアルファベット順に並び替える
・テーブル名は単数系にし、”_”でつなげる

ことが定められています。

    // app/models/User.php

    public function categories()
    {
        return $this->belongsToMany(Category::class, 'category_user', 'user_id', 'category_id');
    }

    // app/models/Category.php

    public function users()
    {
        return $this->belongsToMany(User::class, 'category_user', 'category_id', 'user_id');
    }