【コマンドプロンプト】Windowsの標準機能でBase64エンコード/デコードする方法

【コマンドプロンプト】Windowsの標準機能でBase64エンコード:デコードする方法 技術の備忘録

コマンドプロンプトでBase64エンコードを行う方法

Windowsのコマンドプロンプトでは直接Base64エンコードを行う機能は提供されていませんが、certutilというWindowsのユーティリティを使うことで間接的にBase64エンコードを行うことができます。

以下の手順で行います:

  1. スタートメニューを開き、”cmd”と入力してコマンドプロンプトを起動します。
  2. エンコードしたいテキスト(例えば “Hello, World!”)を含むテキストファイル(例えば “input.txt”)を作成します。
  3. 次に、以下のコマンドをコマンドプロンプトに入力します:
certutil -encode input.txt output.b64
  1. これで、”output.b64″というファイルが作成され、その中には “Hello, World!”がBase64でエンコードされた文字列が含まれます。

コマンドプロンプトでBase64デコードを行う方法

同様に、コマンドプロンプトでBase64デコードも行うことができます。

  1. スタートメニューを開き、”cmd”と入力してコマンドプロンプトを起動します。
  2. デコードしたいBase64エンコードされたテキスト(例えば “SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==”)を含むテキストファイル(例えば “input.b64″)を作成します。
  3. 次に、以下のコマンドをコマンドプロンプトに入力します:
certutil -decode input.b64 output.txt
  1. これで、”output.txt”というファイルが作成され、その中にはBase64でエンコードされた “SGVsbG8sIFdvcmxkIQ==”がデコードされ、元の “Hello, World!”が表示されます。

注意事項

certutilを使ってBase64エンコードとデコードを行うと、出力ファイルにはエンコードまたはデコードされたテキストの他にも余計な情報(ヘッダーやフッター)が含まれることがあります。これはcertutilが本来証明書管理ツールであり、その出力フォーマットがBase64エンコード/デコード用途とは少々異なるためです。必要に応じてこの余計な部分を削除してください。

以上が、コマンドプロンプトを使ってBase64エンコードとデコードを行う方法についての説明です。これらの操作は全てあなたのパソコン内部で行われ、情報が外部に流出する心配がありません。また、これらの操作はWindowsの標準機能で行われるため、追加のソフトウェアをダウンロードする必要がなく、セキュリティリスクも最小限に抑えられます。

しかし、Base64エンコードは暗号化ではないので、重要な情報を保護するための手段としては不十分です。Base64エンコードは単にバイナリデータをテキストに変換するだけで、誰でも簡単にデコードできます。セキュリティを確保するためには、暗号化や他の安全なデータ保護手段を併用することをお勧めします。

以上が、Windowsの標準機能を使ってBase64エンコードとデコードを行う方法についての説明です。この操作は非常に簡単で、情報が外部に流出する心配もなく、追加のソフトウェアを必要としないため、安全に使用することができます。ただし、重要な情報の保護には十分ではないため、他の安全な手段と併用することを忘れないでください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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