SAML AssertionとSAML Responseの違い

SAML AssertionとSAML Responseの違い SAML

SAML AssertionSAML Responseは、SAML(Security Assertion Markup Language)プロトコルにおける2つの主要なコンポーネントで、それぞれ異なる役割を果たします。

  1. SAML Assertion:これはアイデンティティプロバイダー(IdP)が生成し、ユーザーの認証情報や属性を表現するためのXML文書です。アサーションは、ユーザーが誰であるか(認証情報)、ユーザーが何をすることができるか(権限)、ユーザーに関するその他の情報(属性)を含むことができます。アサーションは通常、署名され、必要に応じて暗号化されます。
  2. SAML Response:これはアイデンティティプロバイダー(IdP)が生成し、サービスプロバイダー(SP)に送信するXML文書です。SAMLレスポンスは、SAMLアサーションを含むことができ、これによりユーザーの認証情報と属性がSPに伝えられます。SAMLレスポンスは、ユーザーがIdPで認証された後にSPに送信され、SPはこのレスポンスを解析してユーザーを認証します。

したがって、SAML Assertionはユーザーの認証情報と属性を表現し、SAML Responseはこれらの情報をSPに伝えるための包括的なメッセージです。

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