Macを使っている方なら、一度はHomebrewという名前を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、具体的に何ができるのか、どう使うのか、そして何が便利なのか、まだ明確にわかっていない方も多いのではないでしょうか。今回はそんなHomebrewの魅力と、基本的な使い方について解説します。
Homebrewのメリット
- 幅広いソフトウェアの管理: Homebrewは数千ものソフトウェアを管理しており、コマンド一つで簡単にインストールできます。これにより、手動でインストールする手間が省けます。
- アップデートの容易さ: Homebrewを使ってインストールしたソフトウェアは、コマンド一つで一括更新できます。これにより、個々のアプリケーションのアップデートを追う手間から解放されます。
- 履歴の管理: Homebrewはソフトウェアのインストール・アップデート・アンインストールの履歴をログとして保存します。これにより、何をいつインストールしたか、アップデートしたかが簡単にわかります。
- 移行の容易さ: 新しいMacに移行したとき、Homebrewでインストールしたアプリケーションのリストをエクスポートし、新しいMacでそれをインストールすることができます。これにより、アプリケーションの再インストールの手間が大幅に軽減されます。
Homebrewの基本的な使い方
インストール
まず、Homebrewをインストールするには、以下のコマンドをTerminalに貼り付けて実行します。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
このコマンドは、Homebrewの公式ウェブサイトからインストールスクリプトをダウンロードし、自動的にインストールを開始します。
ソフトウェアのインストール
Homebrewを使ってソフトウェアをインストールするには、以下のコマンドを使います。
brew install [ソフトウェア名]
例えば、Node.jsをインストールするには以下のようになります。
brew install node
ソフトウェアのアップデート
Homebrewを使って全てのソフトウェアを一括更新するには、以下のコマンドを実行します。
brew upgrade
ソフトウェアのアンインストール
Homebrewを使ってソフトウェアをアンインストールするには、以下のコマンドを使います。
brew uninstall [ソフトウェア名]
Homebrew Caskとは
Homebrewは主にコマンドラインベースのソフトウェアをインストールするのに用いられますが、Homebrew Caskという拡張機能を使用することで、MacのGUIアプリケーションも管理できます。大手のアプリケーションから小規模なものまで、様々なアプリケーションが登録されており、これらも同様に一括管理できます。
GUIアプリケーションのインストール
Homebrew Caskを使ってGUIアプリケーションをインストールするには、以下のコマンドを使います。
brew install --cask [アプリケーション名]
例えば、Google Chromeをインストールするには以下のようになります。
brew install --cask google-chrome
GUIアプリケーションのアンインストール
Homebrew Caskを使ってGUIアプリケーションをアンインストールするには、以下のコマンドを使います。
brew uninstall --cask [アプリケーション名]
まとめ
以上がHomebrewの基本的な利点と使い方になります。その強力な機能を駆使することで、Macでのソフトウェア管理が一層容易になります。もちろん、全てのソフトウェアがHomebrewで管理できるわけではありませんが、幅広いソフトウェアに対応しているため、一度試してみる価値はあるでしょう。
あなたのMacライフが、Homebrewの利用により少しでも快適になれば幸いです。
